【セミナー報告】オンラインセミナー：留学に目的意識を紐づける留学アセスメントテストの使い方
12月11日（月）に「留学に目的意識を紐づける留学アセスメントテストの使い方」セミナーが開催されました。講師は一般社団法人海外留学協議会（JAOS）事務局長で、日本認定留学カウンセラー協会（JACSAC）の代表幹事でもある星野達彦氏と一橋大学の准教授で、国際教育交流センター長の阿部仁氏です。
前半は、星野氏からJAOS留学アセスメントの概要についての話がありました。JAOS留学アセスメントというのは一言でいうと、『留学の効果を客観的に測定するツール』で、JAOSが一般社団法人行動特性研究所と協力して開発したものです。受検はWebで20分くらい。受検後に詳細な行動特性診断レポートや、コンピテンシー診断レポート、留学による自己成長アドバイスなどが送られてきます。
留学プログラム主催者にとっては、結果分析によって次期のプログラム開発に利用でき、留学生本人にとっては、自分の行動特性を把握し、留学前の目標設定に利用でき、そして、留学カウンセラーにとっては、留学生の行動特性を把握してうえで的確な留学カウンセリングができ、且つ、帰国後の留学成果の確認に利用できるというものです。
後半は、実際に大学の留学プログラムにこのJAOS留学アセスメントを取り入れている一橋大学の阿部氏から、半年から1年間の長期留学する学生192人に実施した結果が具体的に発表されました。それによると「問題解決力」、「コミュニケーション力」と言ったグローバル力の指標となる能力の中で、留学前後を比較すると最も伸びているのが「コミュニケーション力」でした。また、「コミュニケーション力」の中でも受信力よりも発信力が伸びていることがわかりました。
留学で得られる力の一つである英語力はさまざまなテストがあるので、留学成果を測ることができます。しかし、留学で得られる問題解決力やコミュニケーション力、行動力などを可視化できるツールはありませんでした。それが、このJAOS留学アセスメントで可視化できるというわけです。さらには自分の行動特性を知り、設定した目標達成のための行動指針が明確になることも興味深いことでした。
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▼以下、開催概要
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皆さんは、留学アセスメントテストがどのようなツールであるのか、またどのような目的で活用されるものなのかご存じでしょうか？
留学アセスメントテストは留学成果の可視化ツールとしてのみ考えられがちですが、実際は留学カウンセリングをより効果的に行うためのツールでもあります。
本セミナーでは大学、高校、そして留学事業者などで既に3千人以上の受検者実績を持つJAOS留学アセスメントテストについて、その仕様、カウンセリングでの活用方法を、一橋大学における事例を含めお話しいたします。
本人の行動特性に基づいた適切で客観的なカウンセリングにより、留学に目的意識を紐づけする活用方法を知ってもらう良い機会ではないでしょうか。
大学の留学プログラム担当者で留学アセスメントテストを活用している他大学の事例を知りたい方、大学の留学プログラムを請け負っている留学エージェントのカウンセラーなどにお勧めしたいセミナーです。
今回JACSAC会員向けとしては初めてのテーマですので、ぜひ多くの皆さまのご参加をお待ちしております。
《セミナー概要》
・留学アセスメントテストとは？
・どんな目的で使えるものか？
・留学カウンセリングやオリエンテーションでの活用法
・留学プログラム主催者から見る留学アセスメントの活用
・一橋大学の活用事例
・質疑応答
■日時
12月11日（月）
17時-18時
■形式
オンライン（Zoom）
■講師
星野達彦氏
- 一般社団法人海外留学協議会（JAOS）事務局長、日本認定留学カウンセラー協会（JACSAC）代表幹事
阿部仁氏
- 一橋大学国際教育交流センター センター長
■定員
90人
■参加費
無料
■対象
JACSAC会員
会員以外でもこのテーマに興味のある方にご参加頂けます。
■申込方法
下記のフォームから入力・送信してください。
https://forms.gle/Vh2ZR6et6GyDpcYH8
■申込締切
2023年12月10日（日）
※定員になり次第締め切りとなります。
※JACSAC主催セミナーには秘匿性の高い内容を含む場合があるため、視聴は当日のみとさせていただき、録画による後日視聴は実施しない方針で運営しております。あらかじめご了承ください。
