【セミナー報告】ポストコロナの就転職・キャリアを見据えたアドバイジング
2022年8月24日にJACSACセミナー「ポストコロナの就転職・キャリアを見据えたアドバイジング」が開催されました。キャリアコンサルタントの本橋幸夫氏を講師にお迎えし、留学生専門の就職支援とキャリア教育を行っている現場から最新の留学生の就・転職状況を解説頂きました。
まず、内定を獲得しやすい留学生としづらい留学生には「5つの特徴」があることが紹介されました。そこで見えてきたのは「企業分析と強みのストック」が重要であること。自己PRと自己満足をはき違えてしまう応募者にならないために、留学カウンセラーは留学相談者にどうアドバイスすべきかが具体的に紹介されました。
ビフォーコロナとポストコロナでは企業活動が変化しています。それに合わせて求められる人材と能力にも変化が生じており、121社からのヒアリング結果を踏まえた「新時代に求められる能力」について具体的な指南がありました。
リモート環境が一般的となった現在「ビフォーコロナの成功体験でさえ足かせになる可能性がある」という企業社長の言葉も紹介されました。
また、従来のキャリア構築法と今後のキャリア構築法の違いについては、次のような側面からデータや研究結果が紹介されました。
・希少性ある専門性の身につけ方
・自分の仕事を「適職」にしていくコツ
・職場での人間関係と幸福度の相関関係
・「やりたいことを仕事にできない」は不幸ではない
この解説を通じて、留学をキャリアにつなげていきたい留学生に対してどんな声かけをしていくのがよいか、そのヒントが見えてきました。
参加者アンケートでは
「学生と話す時に心しておくことはもちろん、自分自身の職業感を振り返るいい機会となった」
「ポストコロナ時代に企業から求められる人材像についてよく理解ができた」
「留学経験者へのアドバイスを行う自らの仕事により一層の責任感を感じた」
といった意見があり、状況の変化に合わせた続編への期待の声も聞かれました。
===============
▼セミナー概要
※このセミナーは終了しています。
===============
国内でコロナ感染者が確認されてから、早いもので2年半が経過しました。留学者数も徐々に増加傾向にあり、少しずつ留学支援現場も活気を取り戻しているように思われます。
しかし、その間、確実にある『変化』を感じませんか?それはコロナ前よりも、帰国後の就活状況や将来のキャリアに対して不安や関心が高まっているという肌感覚ではないでしょうか。先行き不透明の世の中ならではの傾向と言えるでしょう。
普段の留学支援現場でそれらを相談された際、どのようにアドバイスしていますか?
キャリアの専門家でないかぎり、案外難しいテーマかもしれません。
そこで今回は、30年以上留学生と接し続け、国内では珍しい留学生専門の就職支援やキャリア教育を行っているキャリアコンサルタント本橋幸夫氏を招いて、次のような内容で最近の留学生の就・転職現場や状況を語っていただきます。
・コロナ禍が就/転職市場に与えた影響
・ポストコロナ社会で、企業から求められる能力/資質と留学の成果との関連性
・内定を獲得しやすい留学帰国者と獲得しづらい留学帰国者の傾向について
・仕事観とこれからのキャリア構築について
皆さんの留学支援現場で即アドバイジングで使えるtipsを余すことなく語っていただきます。この機会に是非、ご参加ください。
《セミナー概要》
■日程
2022年8月24日(水)
17:00-18:00
■形式
Zoomによるオンラインセミナー
■講師
本橋幸夫氏
「留学帰国者の就活」(本の泉社刊)著者
■定員
80名
■参加費
無料
■対象
JACSAC会員(大学教員・職員、留学カウンセラー、高校教員など)を含むどなたでも。
(会員以外でもこのテーマに興味のあるすべての方にご参加いただけます)
■申込締切
2022年8月22日(月)
※定員になり次第締め切りとなります。
■予約方法
下記のURLからお申込みください。
https://forms.gle/36G28Nf7TMv8yKHYA
※JACSAC主催セミナーには秘匿性の高い内容を含む場合があるため、視聴は当日のみとさせていただき、録画による後日視聴は実施しない方針で運営しております。あらかじめご了承ください。