【セミナー報告】ウェビナー:コロナ禍におけるオンライン留学・研修事情 オーストラリア編
今回のセミナーでは、JACSAC幹事でもあるTAFE Queensland駐日代表の大川彰一氏より、オンライン留学をはじめとした、コロナ禍におけるオーストラリアの留学・研修事情について話していただきました。
セミナーの前半はファシリテーター役の若松千枝加氏の質問に大川氏が答える形でスタートしました。
まず、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大に伴って、Zoomなどのプラットフォームを活用したオンライン留学が注目を集めていますが、ICT教育が盛んなオーストラリアでは、従来からオンショアの学生を対象にしたオンライン科目の履修が行われていたそうです。
そのためコロナ下の中でも、多くの教育機関で3月にはオンラインへの切り替えができていたそうです。
現在は、オフショアの留学生に対して、バーチャルELICOSという、オンラインでの進学英語準備コースやIELTS準備コースが人気だそうで、現地の学生に対しては、理論はオンラインで実習は社会的距離を考慮した上でFace to faceでの授業が行われているそうです。
現地の学生の様子のお話もありました。
当初は、オンライン授業への切り替えや、現地の食品やトイレットペーパーが入手困難に
なったりと学生も心細い様子が見受けられたそうです。
そこでTAFE Queenslandでは、Food Driveというコミュニティと連携した留学生への食糧の無償支援を毎日各キャンパスで行い、その様子は地元のニュース番組でも取り上げられたということです。
またバディ制度として、職員が学生に寄り添う温かいサポートも実施し、州や国のサポートパッケージなどと合わせて、手厚い支援体制がひかれていると言います。
その後、TAFEの人気コースや大学へのパスウェイ、キャンパスなどについてのプレゼンテーションがありました。
今回はJACSAC初のオンラインセミナーでしたが、大学や高校などの教育機関、公的機関、留学エージェントなど多方面から多くの方の参加があり、嬉しく思っています。
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■講師: 大川彰一氏(TAFE Queensland駐日代表、JACSAC幹事)
■日時: 2020年9月24日(木)17:00-18:00
セミナー後、講師を交えて座談会(18:30まで、希望者のみ)予定
■方法: オンライン(Zoom)にて
■参加費:無料
■内容:
・新型コロナウィルスへのオーストラリア教育機関の対応
・現在の状況
・オンライン留学について
・オーストラリアの専門教育及びTAFEについて
・留学生に人気のコース
・質疑応答
(セミナー後に18:30まで座談会形式で、カジュアルに振り返りや質問の続きができる時間を設けます)
■定員: 50名