2013.04.26
【勉強会報告】「知っておきたい、アメリカの学生ビザと就労ビザの情報」
3月28日、『知っておきたい、アメリカの学生ビザと就労ビザの情報』と題して、勉強会を開催しました。
講師は、ニューヨークの法律事務所で長年、学生ビザや就労ビザのサポートをしてこられた野添彩氏。
留学エージェントの留学カウンセラーだけでなく、大学の国際交流課に勤務する職員の方々の参加もありました。
前半はHビザ(就労ビザ)について説明がありました。
毎年発給枠は65,000件+修士号取得者枠が20,000件、と決まっているのですが、4月1日から申請を受け付け、6月中旬には申請枠が埋まってしまうそうです。
もちろん、雇用先が決まっていることが大前提です。
留学生は、卒業後のOPT(オプショナル・プラクティカル・トレーニング)の間に雇用先を見つけて、Hビザを取得する例が一般的です。
OPTはFビザ(学生ビザ)資格のまま、卒業後の就労を許可されている制度で、専攻に関連した就労が1年間認められています。
CPT(カリキュラー・プラクティカル・トレーニング)との違いや、OPTとCPTの注意点、また、OPTからHビザ就労開始までのギャップの埋め方についても説明されました。
後半はFビザでのトラブル事例。
飲酒運転やドメスティックバイオレンスなど軽犯罪歴とみられる犯罪でも、再度のビザ申請時や入国時に申告しなかったらビザが発給されなかったり、入国拒否されたりすることがあることを実例を挙げながら話されました。
最後に、当日の朝に入ってきたニュースとして、Fビザで入国する際に提出していたI-94(アメリカ入国時の出入国カード)が近々廃止されるという最新情報が発表されました。