【勉強会報告】英語力試験IELTSを知る
9月26日、『知らないままでいいですか?アメリカの大学入学でも採用急増の英語力試験IELTSを知る』と題して、勉強会を開催しました。講師は、ブリティッシュカウンシルとIELTSを共同運営している財団法人日本英語検定協会の塩崎修健氏。
IELTSの受験者数はここ数年間で急激に伸び、2007年には世界中での受験者数は110万人を超え、TOEFLを抜いてしまいました。
さらに、昨年は170万人を突破したそうです。
日本でも、ここ数年間は前年比140%〜150%の伸びで、2011年は15,000人が受験したそうです。
勉強会では、塩崎氏からIELTSの各テスト分野の特徴(listening、reading、writing、speakingの4つのテスト)やスコア(バンド1.0〜9.0)、申し込み方法などが説明され、また、リスニングテストのサンプルを実際に全員で聴いてみたりしました。
また、IELTSはコンピューターに向かってキーボードをたたくのではなく、解答用紙に鉛筆で記入すること、スピーキングは試験官と1対1のインタビュー形式で進められること、などその特徴が詳しく説明されました。
最後の質疑応答では、来年からIELTS対策コースを開設するという大学の国際交流課の留学カウンセラーから、「IELTSはTOEFLと比べてどんな点で有利か」という質問がありました。
それに対して、先日IELTSを受験したという参加者が次のように答えていらっしゃいました。
「私はTOEFLよりもIELTSがやりやすいと感じました。理由の1つは、TOEFLは問題内容が科学の話題だったり、非常にアカデミックで難しい単語も出てくるけど、IELTSのそれは一般的な内容なんです。2つ目は、TOEFLはintegratedなんです。だからスピーキングの問題でもリスニング力がないと正解を出せない。3つ目はTOEFLは隣でスピーキングの問題をやってる人の声に邪魔されて自分が問題に集中できないことがある。両方受験して、私はIELTSのほうが力を出せそうだと思いました。」
皆様はどうでしょうか?次のサイトでは10分間の無料オンライン練習問題がありますので試してみてはいかがでしょか。
http://www.britishcouncil.org/jp/japan-exams-ielts-practice.htm