2012.04.25
【セミナー報告】危機管理の最前線「留学生保険の内容と事故例、およびその対応」
3月26日、『危機管理の最前線 留学生保険の内容と事故例、およびその対応』と題して、AIU保険会社の上村昌弘様をお迎えしてセミナーを行いました。
まずは留学生保険ではどのような補償がされるのか、詳しい説明がされました。
参加者の中からは「よくクレジットカードに保険が付帯されているから、という理由で留学生保険に加入しない人がいるけど、クレジットカード付帯の保険の補償内容が低いことを改めて知った」という声もありました。
参加者が最も興味を持ったのは「過去の事故例」で、昨年のニュージーランドで発生した地震の例、ネパールでの雪崩による遭難の例、スリランカでの津波発生の例など多くの例が紹介されました。
旅行も含めて、死亡、後遺障害などの重大事故発生件数はAIU保険会社の取り扱いだけで年間約400件あり、「一日1件以上の事故が発生しているのです」という言葉に留学生を送り出す留学カウンセラー達は真剣な面持ちでした。
突然訪れる「事故」の対応に備え、総合的なリスクマネジメントを定期的にする必要があり、平時における事前準備事項、事故対策本部の設置、各部署の役割分担、事故発生からの必要作業表など、具体的な資料はたいへん役立つものでした。