【セミナー報告】イギリス英語留学の現状とEnglish UKの活動
3月28日、『イギリスの英語留学の現状とEnglish UKの活動』と題して、English UKのディレクター、Richard Day氏をお迎えしてセミナーを行いました。
参加者はJACSACの会員以外にも、ブリティッシュカウンシルやオーストラリア大使館からも参加されていました。
また、遠く三重県から参加された方もいました。
English UKというのは、イギリスの英語教育機関連盟で、ブリティッシュカウンシル認可校約500校のうち450校が加盟している全国規模の組織です。
英語教育機関の品質管理、英語教師や専門スタッフのトレーニング、マーケティングやプロモーション、政府に対するロビーイングなど、幅広く活動しています。
英語教育機関の品質管理においては、English UKはブリティッシュカウンシルと協力して認定制度を設けました。
イギリスは英語教育機関の品質が厳しく管理されている、とよく言われますが、英語教育機関は一定の基準に沿って認可され、その後も数年毎に調査されて、基準を満たしていなければ認可が取り消される、というこの制度に基づいているのです。
スタッフトレーニングにおいては、加盟している英語教育機関の英語教師や滞在手配担当者など専門職別にトレーニングプログラムを定期的に設けて、研修、専門スキル開発などを行っています。
プロモーション活動の中で最も大きなものは、ロンドンで毎年行われるStudy Worldです。
英語教育機関と留学エージェントが一堂に会するイベントで、今年も9月3日から3日間開催されます。
また、国内だけにとどまらず、海外でもthe English UK Fairと題して、今年はマカオやアテネ、パナマ、ヨルダンで開催されるそうです。
また、English UKでは、留学カウンセラーを英語教育機関訪問に招待するInward Mission と呼ばれるファムツアーも提供しています。
このように、英語留学の学生を受け入れてきた長い歴史のあるイギリスではEnglish UKのような組織がしっかりと活動しているのです。
他の英語圏の国でも英語教育機関の組織はありますが、English UKのように自ら英語教育機関の品質管理を行ない、組織として留学エージェントに対してさまざまなプロモーション活動を行っている国は他にはないでしょう。
English UKについてさらに詳しく知りたい方は、English UKのホームページをご覧ください。
http://www.englishuk.com/