JACSACセミナー「フィリピン留学、ホントはどうなの?」開催報告
1月18日、『フィリピン留学、ホントはどうなの?』と題して、マニラで英語学校を経営するEIENの李代表をお迎えし、今話題のフィリピン留学について勉強会を行いました。
すでに現地の英語学校数十校を視察したことのあるベテラン留学カウンセラーや年間100名以上の留学生を送り出している留学エージェント、これからフィリピン留学を取り扱うことを検討している留学エージェントなど、さまざまな方が参加されました。
「英語を学ぶための留学先としてフィリピン??」と首をかしげたくなる人は多いと思いますが、韓国からは年間約10万人が留学しているそうです。
話しを聞くと、意外とメリットがあることがわかりました。
フィリピン留学が欧米の英語留学と大きく異なるのは、(1)授業形態はマンツーマン中心(2)1日6時間授業くらいの集中学習(中には12時間のスパルタクラスもある)(3)費用が安い。授業料・滞在費・食費が1か月で約13万円程(4)滞在はホームステイでなく寮やホテル、などが挙げられます。
一クラス10人くらいの欧米の英語学校では、授業中に積極的に喋らないと喋る機会を逃してしまいますが、フィリピンの英語学校では殆どのクラスがマンツーマンですから、いやでも喋らなければなりません。
それを一日6時間もやると短期間でかなり喋るようになるようです。
逆にデメリットとして考えられるのは、(1)食事が合わない(2)暑い(3)フィリピン人はおおらかで、日本人感覚でいうといい加減、などが挙げられます。
しかし、これらのデメリットを差し引いてもメリットは魅力的です。
アジアが注目されるこれからのグローバル化社会ではアジアでの生活体験を持つこともメリットになりそうです。
また、欧米の学校に留学する前にフィリピンで集中的に勉強して英語力をアップさせておく(「リンク留学」と呼ばれています)、という使いかたもあるようです。
英語を学ぶのは本場でなきゃ、というバイアスをかけて留学先を見ないで、留学する人のニーズに合った留学を考える、という基本に立つと、フィリピンも選択肢のひとつだと思われます。
ある留学カウンセラーは、自分自身の英語力ブラシュアップのために短期間留学したいと考えていたけど、フィリピンなら数日の有給休暇を利用して行けて、猛特訓で英語力がつきそう、と言っていました。