トップ 実績・活動報告 JACSACセミナー「キャリアフォーラム に見る日本人留学生の就職トレンド」開催報告

<? echo $catname; ?>

2011.10.25

JACSACセミナー「キャリアフォーラム に見る日本人留学生の就職トレンド」開催報告

Clip to Evernote    Check  このエントリーをはてなブックマークに追加 

10月20日、JACSACセミナーが開催されました。今回のテーマは「キャリアフォーラムに見る日本人留学生の就職トレンド」。
ボストンキャリアフォーラムを運営する株式会社ディスコのグローバルキャリアサービス部次長の奥村倫也氏をお招きしました。

参加者は留学エージェントや大学の国際交流課に勤務されている方だけでなく、広 く、大使館関係者や学生の方も参加され、皆さん「留学」と「キャリア」に高い関心 を持っていらっしゃいました。

最初に、企業の日本人留学生の採用は増加している!特に中堅や中小企業の採用が拡 大しているという話がありました。
同時に外国人留学生の採用も増加していて、大手企業では日本人留学生とほぼ同じ水準になってきているそうです。

参加者総数9,000人を超えるボストンキャリアフォーラムは年々、企業の説明会場と いうよりは面接会場となってきていて、企業から二次面接以上の申し出がとれた学生 は68.5%と高く、3日間のキャリアフォーラム期間中に内定をもらった学生が22.8%、 フォーラム終了後も含めると約半数が内定をもらっているそうです。

主な参加者はアメリカやヨーロッパに留学中の日本人(及び外国人)学生ですが、日 本の大学に在籍していて交換留学や休学留学で留学中の学生も参加でき、その数は近 年増加しているそうです。

また、アジア市場を拡大しようという企業が多いので、「アジアの文化やマインドが 理解できる学生が求められている」という言葉は印象的でした。

どのような専攻が有利ですか、と言う質問には、有利不利の断言はできないが、参加 者の専攻を見ると、企業ニーズの高いビジネス、経済、技術系が多く、次いで、人文 系だそうです。
大切なのは、自分を希望企業にマッチさせることができる人で、そのために自己分析やセルフマーケティングが出来ていること、それには留学する前から何のために留学するのかをしっかり考えてきたことで、それをしてこなかった学生は 会場で泣くことになるという厳しいコメントもありました。

これらを踏まえて、奥村氏は留学カウンセリングに臨むこととして次の2つを提言さ れました。

1.変化する社会の流れや企業動向、経済事情を十分理解し、時代に合う"留学の優 位性"を見出すこと。(人生における経験値<キャリア形成における優位性)

2.留学は"キャリア形成の一部"。今までの留学カウンセリングは「学ぶ」、つま り教育としての留学推進だったが、これからの留学カウンセリングは「学ぶ+キャリ ア」、つまりグローバルキャリアとしての留学推進が必要。

最後に奥村氏から「留学カウンセラーはキャリアカウンセラーであってほしい」とい うメッセージがありました。

一覧 ›