【スペシャルインタビューシリーズ】マレーシア政府観光局
来日中であったEducation Malaysia Global Servicesの
Dr Syed Alwee Alsagoffさん
マレーシア政府観光局の徳永誠さんにお話を伺いました。
JACSAC(以下、J):
急速な経済成長を遂げているマレーシアでは
教育についても力を入れているのでしょうか?
Malaysia(以下、M):
ここ20年、マレーシアは教育に対して多大な投資を行ってきました。
1991年に「ビジョン2020」(2020年までに先進国入りを実現する政策)
を掲げたマハティール首相は国家予算の3割を教育事業につぎ込んだほどです。
2020年までの目標、留学生数20万人達成へ向かって
順調に進んでいます。
J:マレーシアの大学留学について教えてください。
M:現在、マレーシアには20校の公立大学と60校以上の私立大学があります。
大学教育については教育の均質化をはかっており
どの大学に進んでも均等に高い質の教育を受けられますが
それぞれの特徴は際立っています。
マレー人の学生比率が高めな国立大学に対し
私立大学では授業は主に英語で行われているため
留学生比率が非常に高いです。
学生の過半数が留学生という大学もあります。
私立大学では海外大学との提携が盛んで
海外大学の卒業資格を得られる「ツイニング・プログラム」や
欧米大学への編入制度も充実しています。
また、海外大学の分校も数多く開設されています。
モナッシュ大学、スウィンバーン大学、
ノッティンガム大学。カーティン大学、ヘリオット・ワット大学など
世界の名門大学がこぞってマレーシアにキャンパスを置いています。
大規模な巨大都市開発として知られる
「イスカンダル計画(※)」に伴い、ジョホール州には
英王室のキャサリン妃の出身校である
名門マルボロ・カレッジをはじめ
10以上の名だたる教育機関が集まっています。
※=シンガポールに接するジョホール州において
2025年に人口300万人をめざし
大規模な雇用と新たな産業創出を目指す都市開発計画。
J:マレーシアの大学へ留学するメリットは何でしょうか?
M:まず、先述した海外大学との提携プログラムが挙げられるでしょう。
そして、その学費の安さです。
欧米大学の学士号をとるために
イギリスやアメリカへ留学するのではなく
マレーシア大学の「ツイニング・プログラム」や
編入制度を活用して学んだとしましょう。
同じ学位をとるのに
学費は欧米で学ぶのにくらべて
2分の1から3分の1程度で済みます。
この魅力に気づいたアジア諸国やロシア、アフリカの学生たちが
どんどんマレーシアに留学してきています。
結果としてマレーシアの大学は国際色豊かになりました。
大学生活を通じて
多様な文化を持つ人たちと交流できるのです。
マレーシアの大学食堂へぜひ足を運んでみてください。
世界中の料理を味わえますよ!
J:英語留学についてはいかがでしょうか?
M:マレーシアの日常生活はマレー語と英語です。
ほとんどの国民が英語を話します。
マレーシアには
大学進学準備のための大学併設語学学校から
民間の語学学校まで、100校以上の英語学校があります。
民間の語学学校では
マレーシアの大自然を満喫できるような
「アドベンチャー英語コース」など
楽しみながら留学生同士が交流できるプログラムもあります。
J:最後に、私たち留学カウンセラーがマレーシアについて
学べる機会を教えてください。
M: 5月30日にマレーシア留学に関するセミナーを
都内で大々的に行いました。
対象は大学・高校の方々、教育ご関係者、
留学エージェントご関係者などです。
今後もセミナーなどを積極的に行う予定で
7月には大学向けセミナーを
11月にもまたセミナーを開催する方向です。
ご要望があれば
セミナーを開催できますのでいつでもお声かけください。
J:今後のマレーシア留学動向を楽しみにしています。
ありがとうございました!
マレーシア留学についてご相談の際は
下記までお寄せください。
大学:マレーシア共和国大使館
(03-3476-3840、mwtokyo.kln@1govuc.gov.my)
語学・教育旅行:マレーシア政府観光局・徳永さん
(03-3501-8694、toku777@m3.dion.ne.jp)