聞いてみよう! 現役留学カウンセラーにインタビュー 「JTBガイアレック」
留学・国際交流のお仕事に第一線で活躍されている方々に
インタビューするこのコーナーでは
色々な留学現場で活躍している方々にお話を伺います。
今月は、JTBガイアレック/沈 唯佳さんのご登場です!
● 勤務先:株式会社JTBガイアレック
URL http://www.jtbgaiarec.co.jp/
<留学カウンセラーになったきっかけ>
中国から日本に留学してきたことで
「中国への留学希望者に何か手伝いをできたらいいな」と思ったことが
最初の出発点。
留学カウンセラー11年目。
■ 自力で留学手配する人の増加 ■
中国・台湾・韓国への留学を担当する沈さん。
語学研修以外に大学への正規留学、中高生の語学研修、
企業でのインターンシップなど多岐の分野に対応されています。
沈さんの担当分野で
最近「多くなってきた」あるいは「少なくなってきた」と
感じる傾向があるかどうかを尋ねてみました。
すると沈さんは、次の2つの流れを感じるそうです。
(沈さん談)
「中国・台湾・韓国留学の希望者は減ってはいませんが
ご自身で直接学校や滞在先を手配する方が増えています。
インターネットの普及によって
現地情報が以前よりも簡単に手に入ることになってきています。
また、『多くなってきた』と言えば
相談に来社されるのがご本人ではなく
親御さんというケースが増えてきています。
中高生ならもちろん、従来から親御さんのご相談が多いのですが
最近は大学生も社会人の方も
ご本人ではなく、親御さんのご相談が多いです。」
■ 日本企業の中国研修ニーズ ■
中国留学と言えば忘れてはいけないのが
日本企業の研修ニーズです。
沈さんは企業研修も担当されています。
「語学研修という面では
研修後すぐに中国での赴任などを任されるケースが多いので
中国語の即戦力に育成することが求められます。
そのため、短期間での研修は
大学付属の中国語コース以外に
語学スクールでのマンツーマンレッスンも取り入れる企業様が多いです。
生活の面では
やはり滞在先は相部屋よりも個室が必須条件の企業様が多いです。
また、最近はインターネットが必ずつながる滞在先という
リクエストも増えてきています。」
■ 常に意識「アンテナを張ること」 ■
留学に携わる一個人として
今後取り組みたいことを尋ねてみたところ、「今後」というより
現在進行形で気を付けていることがあると言います。
「常に『アンテナを張る』ことです。
時代が進化している中
やり方も、考え方も、変えらなければならないと思います。
留学のスタイルや手配方法も
従来通りでは通用しなくなります。
常にいろんなことにアンテナを張るように努めています。
もちろん、留学だけではなく
おいしいレストランや
面白いスポットなどもアンテナを立てています(笑)」
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今回のインタビューで大きなキーワードとなったのが「変化」。
インターネットの普及や企業を取り巻く状況、家族の在り方によって
留学希望者や企業のニーズに変化が生じています。
次の10年でもまためまぐるしい変化が起きることでしょう。
留学カウンセラー自身が恐れず変化していくことこそ
社会に必要とされる存在であり続けることにつながるのだと
再認識させられました。
沈さん、ありがとうございました。次回のインタビューもお楽しみに!