聞いてみよう! 現役留学カウンセラーにインタビュー 「Global Jam(グローバル ジャム)」
留学・国際交流のお仕事に第一線で活躍されている方々に
インタビューするこのコーナーでは
色々な留学現場で活躍している方々にお話を伺います。
勤務先:Global Jam(グローバル ジャム)
URL http://www.globaljam.jp/
<鈴木貴子さん・プロフィール>
カナダの私立高校に留学、卒業。
大学在学中に、JICAの国際緊急援助隊 医療チームに
学生として初めて登録が認められ海外の地震、津波等の被災地で活動。
大学院在学中、外務大臣より国際協力に貢献したことによる感謝状を授与され
外務省推薦で国連フィジー総選挙選挙監視団の選挙監視員に国連ボランティアとして参加。
2003年春、イラク戦争開戦直前にNGOのロジ・アドミ担当として
NGOの現地活動拠点立ち上げ準備をヨルダンで行う。
現在、Global Jam代表として
中高生からシニア向けの留学カウンセリングを行う。
■ 関心があってもまだ踏み出せない「シニア」 ■
鈴木さんが取り組んでおられる留学分野や地域はどちらですか?
(鈴木さん談)
「中高生からシニアの方々のご相談にのっております。
中高生の場合、短期、長期留学の他、
バレエ留学(夏季集中、通年)の相談が多いです。
私自身、カナダ留学中
バレエ学校の生徒ともに寮生活し
更に私もコンテンポラリーダンスカンパニー付属のダンススクールで
レッスンを受けていたので、
バレエ学校のお問合せは県外からもあります。」
シニア留学についてはどのようにお感じですか?
「最近(4/22)静岡の地方紙『静岡新聞』に
弊社のお客様の留学(シニア留学)に関する記事が
写真付きで紹介されました。
昨年秋に開催した『留学フェア in しずおか 2015』では
シニア留学経験者によるミニセミナーの時間も設けてみたところ
予想以上に多くの方にご来場いただきました。
関心があるけれど、まだ踏み出せないという方が多い、ということの
表れなのかもしれませんね。」
■ 静岡県のグローバル教育への取組み ■
鈴木さんは静岡を拠点に活動しておられます。
ぜひ静岡における留学の潮流を教えて頂けませんか?
「はい。静岡県の取組みを紹介したいと思います。
県では、平成29年度に外国人留学生数3000人
(日本語教育機関に在籍する留学生を含む)達成を目標に
留学生交流・国際交流、高等教育機関の国際化などの取組の強化を図っています。
そのため、主に以下のことに取り組んでいます。
昨年度
・ふじのくに海外留学応援フェアの開催
(JAOS のブースがありました!!
弊社は、パンフレットを情報コーナーに置かせていただきました)
・日本留学フェア(インドネシア)への参加
・浙江省の大学生との相互交流等
今年度(予定)
・ふじのくに海外留学応援フェアの開催
・日本留学フェア(タイ・モンゴル)への参加
・浙江省の大学生との相互交流
・モンゴルからの高校生招聘等
また静岡県では知事、教育長ともに
グローバル人材育成を重要であると考えており、
今年度新たに、「ふじのくにグローバル人材育成基金」を創設しました。
高校生、教職員が国際経験を
積めるよう支援していくこととしております。」
※ふじのくにグローバル人材育成基金
https://www.pref.shizuoka.jp/kyouiku/kk-020/globalkikin.html
ありがとうございます。
静岡が県を挙げて
グローバル人材育成への取組強化していることが
クリアにわかります。
■ 学ぶのに年齢は関係ない ■
鈴木さんにとって
忘れられない印象的なエピソードは何ですか?
「シニア留学されたお客様が
念願の大学でビジネスのクラス聴講が決まったことです。
お世話になった英語学校の校長先生とお客様とが
静岡で再会でき、
通訳なしで会話されている姿を拝見し
『目的をもって学ぶ姿勢があれば年齢は関係ない』ことが
証明されたと思いました。」
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地方自治体が取り組むグローバル人材育成には
鈴木さんのように地域に根差したカウンセラーの存在が大変貴重です。
首都を含めた大都市のように情報も人脈も有り余る環境よりむしろ
日本の各地域での活発な取り組みこそが
日本全体を留学推進へ向かわせる面もあるでしょう。
鈴木さん、ありがとうございました。次回のインタビューもお楽しみに!
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